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2012年 01月 16日

ローマの休日と私の2012年

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2012年を迎えて1月もすでに中旬にも入ってしまってからの今年初めてのブログの更新となってしまいましたが、
皆様2012年もどうぞ何卒宜しくお願いいたします。


クリスマス・イブの早朝にローマに着いてローマのチェントロにある実家をベースに都会の娯楽生活に少し勤しみながら
充実したローマの休日を満喫できたように思います。
今回の休暇中はめずらしく外食したのが1度のみで、ほとんど実家やローマ市内やローマ郊外に住む友達や知人宅の豪華な大晩餐会に連日お呼ばれしながらの日々でした。
おかげさまでたくさんの人と和気藹々と語らいながら時には興味深いお話なども伺いながらローマ滞在を楽しむことができました。
普段ポルトチェルボのような特殊な場所に住んでいると同じイタリアと言えども様々な事柄でイタリア本土との温度差をしばしば感じる事も多く、こうして今回のように久しぶりに地域に密着したローマ市民の生の声を直に聞くと、ニュースやテレビのドキュメンタリー番組以上にイタリア経済の腐敗と深刻さを身近に感じ、より問題が現実味を帯びて来ていることを実感した次第です。

実は私達がサルデーニャを発つ寸前までは、ポルトチェルボは世の中の不景気などまったく微塵も感じさせない話題でいくらか盛り上がっていたので、ローマに来てからは少し現実に引き戻されたような感じです。




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ローマ滞在中は実家からすぐのコロッセオによく犬を連れて散歩に出かけていました。

昨年にブログ上でご紹介させていただいたレストランGianni Pedrinelli(ジャンニ・ペドリネッリ)のオーナー、ジャンニからもうそろそろ引退したいと以前からいろいろと相談を受けていたのですが、私がジャンニのところに行くと必ずジャンニから手相を見るように頼まれていたのです(実は私、少し手相が読めるのです)。レストランを売りに出して老後の生活をそろそろ謳歌したいといつもジャンニから聞いていましたから。
エメラルド海岸で飲食業を営んでいる人々はそのシーズンの始まりから終りまで皆休み無く働くわけですから、ある意味体力勝負みたいなところもあるわけです。
それが2011年のシーズンが終えた頃にはジャンニが納得する買い手が現れ、商談が成立したのです。
皆様、ポルトチェルボの社交族の集うレストランGianni Pedrinelli、いくらで売却されたと思われますか。
なんと1千4百万ユーロで商談が成立しました。買い手はロシアの大富豪の女性とだけ今は申し上げておきましょう。
価格を聞いて驚かれた方もいらっしゃると思いますが、ポルトチェルボで最もハイソなエリア、ロマツィーノにあるヴィラの価格等はニューヨークの高層ビルに匹敵する価格で売り買いされているほどですから、こういう浮世離れした数字にいつしかポルトチェルボの人々も慣れてしまうようです。
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またこちらも以前にご紹介いたしましたPhi Beachのオーナー、Renzo Bongiovanni(レンツォ・ボンジョヴァンニ)が経営する主にBaja Sardiniaの地域に在している9つのホテルを展開するBaja Hotelsグループの「Hotel le Palme Porto Cervo」に中国人の富豪が現在商談に乗り出しています。
1962年のエメラルド海岸の設立から、ギリシャ、アラブ、ロシアの富豪に続いてインド、中国と昨年夏も彼らのバカンス滞在中の消費の仕方は半端ではありませんから、ユーロ圏内が現在不透明の中、ロシア、インド、中国のコミュニティーがポルトチェルボにしっかりと確立することはポルトチェルボで事業を展開している人々にとっては願ってもないことのようですが、またポルトチェルボから離れていく人々が年々増えていることも事実なようです。


イタリアがベルルスコーニからモンティ内閣に変わってから、2012年はイタリアで生活する者の上に税がさらに重く圧し掛かってくるようになると思われますが、ポルトチェルボの人々に関して言えば、皆普通にそれぞれの土地に家を数件所有しているので住宅税がまず重く圧し掛かってきます。
また自家用ジェットや10m以上のヨットなどにも税が課されます。
さらにはヨットを停泊する場所にも税が課されるようになります。この場合、私達のように年間契約して場所をリースしているものではなく、ヨットを停泊する場所のオーナーは住宅税と同じように税が課されます。
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私達の友達にはヨットの場所を所有している友達がたくさんいて、中には場所を手離したいと言う友達も出てきています。
因みにポルトチェルボのマリーナにヨットを停泊する場所は資産にしてどれくらいの価値があるのかご存知でしょうか。
たとえば以前に紹介した3本マストの大型ヨットスクーナー艇Croce del Sudの停泊場所Molo Aはポルトチェルボのマリーナの中でも一番需要があるだけに場所の価値も相当なものです。
エメラルド海岸の創設者の一人Mentasti一族もポルトチェルボのマリーナに4箇所オーナーとしてヨット停泊場所を所有していますが、Croce del Sudの停泊場所Molo Aはおよそ4百万ユーロの資産価値があります。
それが昨年の夏、ロシアのヨットのブローカーが8百万ユーロでの買いの価格を提示してきました。
もちろんCroce del Sudは歴史に残るヴィンテージヨットで停泊場所も40年間同じ場所で人々を魅了して来たのでオーナーが変わるということはまずありえないと思いますが、ヨットを停泊する場所とはいえポルトチェルボはこんな世知辛い世の中にあっても浮世離れしている世界が今現在も存在しているのです。
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ローマの町はお店の入れ替わりも激しいのですが、昔からの健在の老舗の行きつけのお店もあれば、新しいお店を発見するのもまたローマ滞在中の楽しみの一つでもあります。個人的にはインテリアに関するお店にはすぐに反応してしまい、中でも骨董品やアンティークのパーツに関するお店の立ち寄りはすっかり時間を忘れてしまうほどです。
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ローマでは気取ってかしこまったお店というよりも下町風のローマ気質が漂うお店の方が好きです。それはポルトチェルボでいやと言うほどスノッブなお店は見てきているということもあるのですが(笑)。人間臭さを感じさせてくれながらローマ方言やローマのアクセントが飛び交っているとなんだか本当に今ローマに居る事を実感できてうれしくなります。
ローマのチェントロには無数に細い路地裏あり、サン・ピエトリーノの石畳にヒールの足音をコツコツ響かせて少し背伸びしながらぎこちなく歩いていた20代の時初めてパリからローマに降り立った時の事をいつもふと思い出します。
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久しぶり再会する友人とのおしゃべりも限りがありません。
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ローマの町は本当に見るべきものがありすぎて年に数回滞在するだけのローマは私にとってはいつまで経ってもにツーリストのようなレベルで、夫の親族や親しい友達が挙って集まるクリスマスのような大晩餐会などの時にも建築家、弁護士、ジャーナリスト、エンジニア、大学の教授などさまざまな分野で精力的に活躍している人々の会話についていけなくなることもしばしばで、年齢的にも皆40代後半から50歳を過ぎている人が多く、かなり知識階級に属する人たちばかりですが、そんな彼らに囲まれての会話は私の知的好奇心がいつも揺さぶられます。
そして今回のローマ滞在中、従姉のフィオーラの弁護士事務所に夫家族と共に立ち寄って、いろいろ多岐にわたる話題について延々おしゃべりしながらフィオーラからまたいろいろなことを教えてもらったように思います。私がイタリアで知り合った女性の中で、いろいろな分野において造詣があり知的教養のある女性といったらまずフィオーラがいつも思い浮かぶ程です。
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フィオーラは私の義母の姉ルイーザ叔母さんの娘で、フィオーラの父、ペッピーノ叔父さんも有能な弁護士として活躍していた人です。またフィオーラのお祖父さまは現在もシエナに在する世界で一番古い銀行 Monte dei Paschi di Siena(モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ)の重要な経営陣として活躍された方で、美術や骨董品やぶどう栽培に情熱を多分に注がれた方で孫のフィオーラはそれをどうやらしっかり受け継いでしまったようです。
フィオーラはコッロセオの近くにペッピーノ叔父さんと親友だった建築家Savin Couelleのプロジェクトによるアパートメントを所有しており、またシエナにも同じくSavin Couelleのプロジェクトによるヴィラを所有しています。
もちろんサルデーニャのエメラルド海岸にも私達の住むヴィラの近くに3つのアパートメントを所有しています。これらのアパートメントは義父のプロジェクトによるもので、3つのうちの2つは常に賃貸していて、一つはSavin Couelleが住んでいます。
Savin Couelleはエメラルド海岸に他に2つのヴィラを所有しています。)
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ローマ滞在中は大方ローマ郊外に住む友人宅に呼ばれてローマ郊外の自然の美しさに触れ合いながら、そしてたくさんの動物たちとも戯れてリラックスした日々を過ごしていたように思います。
以前にブログで少し紹介した友達ラウラのOlgiata(オルジャータ)地区にある家が昨年、ラウラたち夫婦の当初の家の買値よりもはるかに上回った値での良い買い手が見つかったので、晴れて商談が成立してオルジャータの家を手放し、ラウラたち夫婦はさらにおだやかな年末・年始を過ごしていました。
さて皆様、良い買い手っていったい誰だと思われますか。
イタリアが好きでイタリア映画に少しは精通している方ならご存知かもしれませんが、イタリアの映画監督の
Gabriele Muccino (ガブリエーレ・ムチーノ)夫婦が友達ラウラの家を購入されました。
この話をラウラから聞いて、私はローマではOlgiata(オルジャータ)地区はまだいくらか人気があるのだなと思いました。
ローマにもその時代時代でモードというか流行りの地区ってあるのですが、いずれにせよ不動産投資はいつの時代においても手堅いですよね。
因みに物件の売買を手掛けたのはお手伝いで出入りしているフィリッピン人のコミュニティーだそうですよ。



サルデーニャに戻ってきたら、郵便小包みが一つ届いていました。
差出人はいつもブログ上で名前が出てきているメンタスティの孫の母親でもあり、Giuseppe Kerry Mentastiの娘でもある彼女本人からクリスマスプレゼントが届いていました。
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郵便小包みの中にはシャンパンとGiovanni Raspini の幸運を呼ぶシルバーチャーム・キーリングが。
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ポルトチェルボで暮らし始めてから、本当にたくさんの世界の富裕層に属する人々と接するようになりました。
人生の上で自分が望むどおりの豊かな生活をしている人とそうでない人との違いはいったい何なのだろうかと常々思い、今までずっと客観的に彼らを眺めてきました。

彼等とお話しているとまず、人の悪口を言わない言い訳をしない愚痴らない にあるように思います。
問題を周りのせいにしている間は、正面から問題に取り組もうとせず、いつまでも問題は解決しないということなのでしょうね。

自分の思い通りに行かないのには、人のせいにする前に自分自身の中に問題があるとも言われます。
あっ、でももちろん不法に稼いでポルトチェルボで豪遊している人は除いてですよ(笑)。そういう方も実はいらっしゃるもので。。。


2012年はさらにこれらのことを肝に銘じて私も精進していきたいと思っています。


皆様、今年もよろしくお願いいたします。
いつも訪問ありがとう。

by portocervo1962 | 2012-01-16 23:32 | A proposito di me


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