PORTO CERVO の人々

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2011年 12月 21日

Monte Moro

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ポルトチェルボにあるコンド Le Cerbiatte (レ・チェルビアッテ)

先週末、ポルトチェルボのコンドミニアムLe Cerbiatte のあるクライアントの依頼で室内装飾でオーダーされた品物のお届けを最後に私も今年最後の仕事納めと致しました。

コンドミニアムLe Cerbiatte は1965年に建築家Luigi Vietti(1903-1998)(ルイージ・ヴィエッティ)によって設計され建てられたもので、コンドミニアムLe Cerbiatte の脇にはあのアラブの王子アガ・ハーン4世のヴィラがまるで
ヨットクラブ・コスタズメラルダのクラブハウスとポルトチェルボのマリーナ・ヌオーヴォの全景を見渡すかのようにマリーナ・ヌオーヴォの向かい側の入江にいたって控えめに建っています。
そういえばPorto Cervoって直訳すれば、鹿の港という意味なのですが、Le Cerbiatte Cervoの縮小語になるので
バンビという意味になります。
改めて日本語にしてみるとなんだかかわいいネーミングですよね。




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こちらがアガ・ハーン4世のヴィラなのですが、案外地味なんだと思われた方もいらっしゃるでしょうか。もちろんLuigi Viettiによって1965年に建てられました。このブログを長くご訪問していただいている方でもしかして覚えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、実はアガ・ハーン4世はこのヴィラが完成されるまではホテルCala di Volpe の120号室のお部屋に住まわれていたのです。
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写真上の向こう側に映っているのがコンドミニアムDolce Sposa(ドルチェ・スポーザ)です。こちらも1970年の初頭に
Luigi Vietti によって建てられました。
Dolce Sposa(ドルチェ・スポーザ)の名前もViettiによって付けられたのですけれど、Viettiは本当にロマンあるネーミングを付けるのがお手の物だったようです。
因みにDolce Sposa(ドルチェ・スポーザ)も日本語にすれば愛しい我が奥さんというところでしょうか。
夫両親の昔のアルバムを拝見させていただくとアガ・ハーン4世をはじめVietti夫妻の写真もあるのですが、本当にエレガントという形容が相応しい人々ということが納得できます。
Viettiは愛妻家でかなりのロマンチストだったことはかなり有名な話です。
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コンドミニアムDolce Sposa(ドルチェ・スポーザ)

Luigi Vietti の建築のスタイルはホテルCala di Volpeを手掛けたフランスのJacques Couelle (1902 – 1996)のような自己主張が強いアーティスト性はありませんが、シンプルの中にもViettiの作品が作り出すどことなく柔らかなラインが温かさと住み心地の良さとエレガントさを醸し出していて、また景観設計プランナーとしても高く評価されていたLuigi Vietti の建築は今また再評価されだしています。アガ・ハーン4世自身もLuigi Vietti が作り出す建築のスタイルを個人的に好まれていたようです。
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コンドミニアムLe Cerbiatte の屋上のテラスからはポルトチェルボのマリーナ・ヴェッキオが一望できます。マリーナ・ヴェッキオは毎夏豪華メガ・ヨットが立ち並ぶ場所として知られていて、たくさんの観光客が非日常の世界をカメラに収めようとします。
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右手に見えるのがJacques Couelle の息子Savin Couelleが手掛けたMaison Du Port
Maison Du Portの一階は私達の友達フランコが経営するお店Cafè Du Port
左手前に見える花崗岩のブロックで覆われた建物は港湾監督事務所でこちらもSavin Couelleによるものです。左手に見えるヴィラージュ群一帯は全て1980年代に私の義父が手掛けました。私の義姉もこのエリアにヴィラを一軒所有しています。

現在、義父と夫のストゥーディオは世界的にも有名なドイツ系ユダヤ人のクライアントのカンティーナのプロジェクトに携わっています。このクライアントとはもう40年来のお付き合いです。
あと世界的に有名なジュエリーメーカーのオーナー、彼等もやはりユダヤ系なのですが、彼らのヴィラも義父と夫のストゥーディオが手掛けました。他にも著名な人々の数々のヴィラを手掛けていていずれかは義父と夫が今までどんな仕事をしてきたのかをそろそろ公開していきたいとは考えているのですが、どういう形で公開していけばいいのかを現在思案中です。

ポルトチェルボで仕事を終えた後、愛犬を連れて標高420mほどのMonte Moro(モーロ山)まで散歩に出かけました。
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Monte Moroの行程はそんなにハードではないので、時々出向く私のお気に入りのコースです。でも第一には愛犬をノーリードで自由にさせてあげたいというのが理由なのですが、またMonte Moroの頂上から見渡せる景色がとても美しいのです。
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いつもMonte Moroの頂上からエメラルド海岸の景観を眺め入る度に本当に気品があって美しい入江であることに気付かされます。
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写真はペーヴェロビーチです。12月のこんな時期でも海が青く透き通っています。海底が白砂であることが一目瞭然です。
ペーヴェロビーチの脇にあるちいさなビーチはピッコロ・ペーヴェロビーチでこのエリアも義父が手掛けたコンドミニアムやプライベート・ヴィラが点在しています。
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こちらはポルトチェルボの北のエリアになります。小さくヴィラージュ群がみえるのは1980年代にLuigi Vietti が設計し、後に義父が手を加えたものです。
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こちらはCala di Volpe湾です。いつも私がリビングからこのショットを撮影してこのブログでご紹介させていただいているので記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
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ホテルCala di Volpeの船着き場の桟橋は今やちょっとしたトレードマークになっています。桟橋の向かいにある大きなヴィラはロシアの富豪ロマン・アブラモヴィッチの前妻へのプレゼントとして建てられたものです。そしてヴィラの左側に小さなプライベートビーチを兼ね備えた鬱蒼とした緑でプライベートが保護されているヴィラが私の親友のジョルジャのヴィラになります。私達が住んでいるヴィラは写真手前の山塊にあり、いつもこの高台からCala di Volpe湾を撮影していることになります。

もしエメラルド海岸に訪れることがあったときには、是非少し時間を割いてMonte Moroの頂からエメラルド海岸の全景を見渡してみてください。陸地からビーチの美しさを堪能するのとまた違った趣と感動があるものです。


明後日からローマの実家に向けて出発いたします。クリスマス休暇、年末年始とローマでゆっくり過ごしてきたいと思います。

皆様、すてきなクリスマス休暇をお過ごしくださいませ。



いつも訪問ありがとう。

by portocervo1962 | 2011-12-21 19:16 | Costa Smeralda


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