2011年 03月 02日
またこのあたり一帯はダイビングが盛んなスポットとしてもよく知られており、ボニファーチョ海峡に浮かぶ島、ラヴェツィ島の海域まで行くと地中海サンゴ礁の群生が広がり、ハタの群れが見られることでも特に有名である。 サルデーニャの北東部の海の美しさは本当に感動を呼び起こすほどの美しさで毎年夏になるとダイバー達はもちろんクルージングや海水浴を楽しむ人々で賑わうが、また険しく入り組んだ海岸線沿いを鑑賞しながらのさまざまなトレッキングコースも春先から夏にかけては年々人気を博しており、Capo Testaカポ・テスタのトレッキングコースも難度はそれほどではなく、4時間ほどで回れるコースとあってお薦めのコースである。 まずはCapo Testa(カポ・テスタ)の地峡の左手にあるRena di Ponente ビーチから少し奥に突き進んでいくとアルコンソリウム(初代キリスト教会の地下墳墓カタコンベ内のアーチ形墓所)を2基確認する事が出来る。 サルデーニャが古代ローマ人たちに支配されていた時代、Capo Testaは花崗岩の採掘・加工の場として利用されており、今でもその昔の花崗岩の半加工品や加工の不良品等が海辺に残されていて目にすることが出来る。 海辺に近い石切り場で加工した花崗岩を古代ローマ人たちはCapiccioluやS.Reparataの入江からローマのOstia(オスティア)の港まで運んで、ピサのドゥオーモや洗礼堂やローマのパンテオンの円柱などにも活用されながら中世期まで経済の活動の場として利用されていた。 Capo Testa内で主に石切り場として利用されていたのがCapicciolu、Li Petri Taddhati(Le Pietre Tagliate), Cala Spinosa、Cala di l'Eu(l'Acqua)のエリアに集中していた事が散策してみるとよくわかる。 そしてCapiccioluの石切り場にはその昔、花崗岩を船積みするための船の係留地として古代都市Tibulaの港と集落も形成されていた。 そしてさらに奥に突き進むとCala Spinosaにはサルデーニャで2番目に建てられた1845年から活動しているCapo Testaの灯台がある。 灯台って私にとってはなんだかいつも心が和む場所の一つ。特にCapo Testaは花崗岩の美しさを再確認できる場所でもあり、また少し神秘に満ちてもいる。 いつも訪問ありがとう。 にほんブログ村
by portocervo1962
| 2011-03-02 04:53
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