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2011年 01月 20日

ROMA CENTRO STORICO

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ローマ滞在時には義母の家から徒歩でコロッセオ周辺までよく散歩に出向いたりする。
私にとっての最初にローマのイメージはもう何十年も昔にローマのテルミニ駅周辺でスリに遭ってしまった苦い経験もあってかローマと言えば当初はあまり良い印象を持っていなかった。昔からどちらかと言えばミラノ、ヴェネツィア、ヴィチェンツァ、パドヴァまたはボローニャと公私共に北部の地域に頻繁に訪れていた。
それが生粋のローマっ子の夫と知り合ってから夫家族やローマ在住の友達たちを通してローマの魅力にどんどん嵌まっていき今ではローマの街と言うよりもローマ人の人懐っこさと自虐的アイロニーで人を和ませるウイットに富んだユーモアにはいつも感服しっぱなしである。

そういえばテルミニ駅周辺の地域と言えば、サルデーニャはヌーオロ出身のノーベル文学賞受賞作家のGrazia Deleddaも彼女が亡くなる1936年までNomentana通りの旧市街地の中の屋敷に省庁に務めていた彼女の夫とおよそ20年以上もこの界隈で生活を営んでいた。
彼女のいくらかの著書の中には20,30年代のテルミニ駅周辺の地域の描写が出てくるのだが趣があってエレガントな地域だとの記述があるのだが、もう何十年も経過した現在となってはテルミニ駅周辺も趣のある石畳の狭い通りは今でも健在ではあっても地域の様子やそこに住む人々もさまざまな変遷を遂げてきており、それはローマの街全体やローマ郊外の街にしても同じ事が言えると思う。
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さてローマのCENTRO STORICO(歴史的旧市街地)はローマの最も特徴的な側面であり、南北に横断するテヴェレ川を挟んで幾筋もの幹線道路や様々な広場に沿って中世の教会、ルネサンス式の宮殿、19世紀の建物が混在しており、また何百件もの老舗またはトレンディなショップやレストラン、さらには屋外市場(メルカート)はローマの商業の中心になっている。
CENTRO STORICO(歴史的旧市街地)は22の地域に区分けされており、ローマの特にチェントロはイタリアの全土の中においても一番地価価値が高く、不動産投資する人は本当に多い。私達の友人・知人もローマのチェントロに数件の不動産を持ち賃貸していて、下手な投資をするよりも手堅いと言う。
それはローマが世界でも有数の観光地であり、外国人がローマのチェントロに住んでみたいとあこがれを持つ人が多いことからも自ずと理解できる。

人によってどのエリアが好みなのかは様々であるけれど、78歳の義母はいつもチェントロの南に位置するSan Sabaの地域に住んでみたいと言う。この地域はチェントロ内でも最も需要があるエリアでAventinoSan Sabaの2つの丘があり、1920年代の2,3階建てのそれは美しい建物が存在しており、また60、70年代の建物もほんとうにすばらしいの一言である。
チェントロからも近いのにもかかわらず静かでリラックスした雰囲気を作り出していてエレガントなエリアの一つであるがほとんどが大きめなアパートなのでどちらかというとファミリー向けに適しているエリアでもある。
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いずれにしてもローマのチェントロの細い路地を当てもなく歩いているだけでもその時々にいつも新しい発見があって楽しい。何度も彷徨い歩いているうちにいつしか自分のフィーリングにぴったりと来るエリアに出会う事が出来るだろうと思う。

たとえばSan Sabaと同じ南のエリアでもTestaccioTrastevereの地区になるとローマの下町の雰囲気が溢れていて昔ながらの気取りのないローマ人気質に出会える機会が多いのもこれらのエリアであるのかも知れない。イタリアの映画監督・俳優・コメディアンのRoberto Benigni (ロベルト・ベニーニ)ももう何十年もTestaccio地区の住人であるのもなんとなく私には頷けるのである。
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外国人にも人気を博しているエリアTrastevere地区もアーティストたちによるショップや賑やかなナイトライフが共存している活気あるエリアではあるがTrastevere地区も広範に広く喧騒から少し離れた穏やかな雰囲気のTrastevere地区も存在しており、もしTrastevereのアパートで張り出した梁を伴った高い天井に明るい日差しが入るテラス付きの最上階のすばらしいペントハウスを見つけたときには特に必見なのである。

そしてもし私がチェントロで好きなエリアを一つ挙げるとしたらそれは本当に難しいことだけれどあえて暮らすということを想定して小さなSant'Angelo地区を挙げてみたい。ティベリーナ島の向かい側にはユダヤ教会堂シナゴーグが在しており、この界隈は旧ユダヤ人街として栄えており、幾らかの細い路地が独特な雰囲気を醸し出している地域なのである。
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かつてはこの地域には魚の市が栄えた場所でもあり、またユダヤ人が高利貸しを営んでいたことから貴金属の卸問屋の店が軒を連ねていたり、また今日ではたくさんの外国人のアーティストたちがこの界隈にアパートを借りて暮らしている。
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Sant'Angelo地区にある小さな広場、Mattei広場の中央にはFontana delle Tartarughe(亀の噴水)が聳えており、1581年にポポロ広場の噴水やナヴォーナ広場の噴水を手掛けたことでも知られているGiacomo Della Porta
(1532-1602)によって設計され、1588年に彫刻家Taddeo Landini(1550 –1596)によって完成されたが、1658年にGian Lorenzo Bernini(1598-1680)によって亀が追加された噴水でもあるが実はこの界隈はツーリストの方々からはまだまだあまり知られていないのである。
またこの広場を取り囲む建物を所有していた権力のある家族Mattei家はティベリーナ島でテヴェレ川の左岸の覇権を許可されて支配していた中世の重要な家族の一つでもある。
Sant'Angelo地区界隈を歩いていると人々が其処で生活している雰囲気が地元に密着したお店の軒を垣間見ながら伺えるのも微笑ましく何かこうライフスタイルがとてもシックであるように思うのである。また夫の家族、親戚、友人、知人も皆Sant'Angelo地区をおしゃれな地区だと表現するのが私にさらなる確信を持たせるのでもある。
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只、ローマのチェントロは実際はどの通りもそれぞれの趣があるので実際にはそれぞれの人の感性でローマのチェントロの様子を捉えていただければ良いと思う。
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そしてローマ滞在時に生粋のローマっ子の夫が必ず楽しみにしていることがローマの名物スップリ(suppli)、濃厚なトマトソースの俵型のライスコロッケの中にチーズが挟まれており、有毒性の食べ物だと言われながらもローマっ子たちは歩きがら一個1ユーロの名物スップリを頬張ります。あとパンテオン近くにあるパン屋さん「FORNO]も云わずと知れた老舗のお店でここのシンプルな赤いピザと白いピザは夫に言わせるとピザの生地といいソースといい絶妙なんだと言いますが、私もそれには同意しています。そしてローマで生まれたユダヤ料理でもあるアンティーチョークや塩付タラの揚げ物も欠かせません。
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そして私達夫婦がローマのチェントロで必ず立ち寄るお店がこちらの「Libreria Internazionale Il Mare 」のお店です。ポポロ広場からリペッタ通りを南に10分程歩くと右手にあります。このお店には海好きの人にはたまらない魅力が詰め込まれています。
そしてこのお店ポルトチェルボのマリーナでも見かけそうなタイプの人が結構立ち寄って行きます。
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お店で買い求めたキーホルダー。木目とメタルのコンビネーションがなんともシックだと思います。
たくさんの種類がありましたが3タイプを買い求めました。一つ5ユーロと安価。木製の年代物のヨットのキーホルダーにしてもいいし、これは友達の間でも大好評で同じものをとリクエストがあるほどでした。

ローマではたくさんの美術館や4本の映画を観て久しぶりにローマの文化的生活を楽しみましたが、ローマの郊外に住む友人宅でもまた楽しむことが出来ました。次回は少しローマの郊外に目を向けてみたいと思います。ローマの話がまだ続きますが興味がある方はちらっと覗いてみてください。

いつも訪問ありがとう。

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by portocervo1962 | 2011-01-20 05:45 | A proposito di me


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