PORTO CERVO の人々

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2010年 12月 04日

Cala di Volpe族

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1970年代 L'hotel Cala di Volpe

1970年代になるとL'hotel Cala di Volpeの近辺には次々と有名建築家によって設計された別荘が立ち並び出すようになる。
どちらかと言えばL'hotel Cala di Volpeの付近には主にヨーロッパの貴族の爵位の称号を持つ人々や有名な医者などの別荘が多く、片やPorto Cervoの付近には有名企業・財閥家や有名公証人、弁護士たちの別荘が多く立ち並んでいたというその当時の一種の傾向があっった。
そしてその当時の人々の間ではCala di Volpe族Porto Cervo族なんて言われ方をしていたそうだ。

その当時夫家族はL'hotel Cala di Volpeのちょうど高台に別荘(上の写真の左上に見える別荘)を所有していたので、もちろん夫はCala di Volpe族として最初の頃は過ごしていたわけであるけれど、夫が言うにはその当時のPorto Cervo族はどうにも洗練されていて、でもって垢抜けていて最先端を行っていたように子供心にも見えていた夫は、ある日の夜にPorto Cervoのパーティに参加してPorto Cervoのエリートと言われる子供たちと知り合い、その中でもすぐに意気投合したのがエメラルド海岸協同組合の創始者のメンバーの一人のメンタスティの孫に当たるだった。
しかし夫はその後、Cala di Volpe族の友達からはこっそりと抜け駆けしたと言われ相当顰蹙を買ったという笑い話がある。

さてL'hotel Cala di Volpeのあたりに立ち並んでいる別荘の中でも一躍話題になってしまったお屋敷が一邸ある。あのロシアの石油王Roman Abramovichが前妻の Irina Malandinaに慰謝料の一環としてL'hotel Cala di Volpeに近いプライベートビーチも兼ね備えている1200平米のプール付きのVillaをたしか2006年だったかと思うが2千6百万ユーロ(28億6千万円)で購入したからである。
もともとのこのVillaのオーナーは私の義父の親友でもある元は医者であったS氏のお屋敷であった。私もS氏には常日頃からたいへんお世話になっていて、体の不調が悪い時などすぐに駆けつけてきてくれる大変信頼の置けるSignoreである。
あとRoman Abramovichの友達で私の夫のクライアントの一人でもあるロシア人の富豪のZ氏も2008年にL'hotel Romazzinoに近いこちらもプライベートビーチを兼ね備えた1ヘクタールもの広さの領地に広大な庭に白く美しく輝くMichele Busiri-Viciが設計したVilla Hispaniolaを5千万ユーロ(55億円)で購入している。

2006年から2008年にかけてはロシア人の富豪たちがエメラルド海岸域の海辺に近いVillaをとんでもない価格で買い占めていった時期で、たとえばこの2つのVillaの商談を決めたのも不動産を通してではなく、Cala di Volpeの元医師であったS氏Villaの商談を手掛けたのはインテリアショップで販売員をしていたロシア人のある女性であるし、Villa Hispaniolaの商談を手掛けたのはエメラルド海岸のあらゆる別荘の庭のメンテナンスで別荘に頻繁に出入りしているサルデーニャ出身の庭師とその息子であった。
ポルトチェルボではこの手の話は良くあることで、ごく普通の人が一挙に何億ものお金を手にしたという話はよく耳にするが、またいきなり持ちなれないお金を手にしてしまったということで、その人自身の人生の身の破滅にまで追いやられてしまった人も私たちは何人か見てきている。

さて話は戻してRoman Abramovichの前妻のCala di VolpeVillaの両隣には、私の夫と幼少の頃から兄弟のように育ってきた友達の別荘がある。
L'hotel Cala di Volpeから一番近い別荘がジョルジャの家。続いてRoman Abramovichの前妻の家、そしてイギリスの貴族の出身であるトニーの家である。
ジョルジャは私の夫にとっては妹のような存在で、また私にとっても心から打ち解ける事が出来る私の仲の良い女友達の一人であると言ってもいい人なのである。またジョルジャは20年間メンタスティのお孫さんのの婚約者でもあった人。
ジョルジャの家にはもう何度か遊びに行った事があるが、本当にL'hotel Cala di Volpeに近く、ジョルジャの家にはプライベートビーチもあってそこからはまるでL'hotel Cala di Volpeのゲストさながらのように音楽や打ち上げ花火などを楽しむことも出来る。
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といっても夏のハイシーズンの7月、8月はトニーもジョルジャも別荘を貸し出していて、因みにジョルジャの家で8月の1ヶ月のリース料金が6万~8万ユーロ(660万~880万円)が相場になっている。

もともとはジョルジャの家の敷地はもっと広かったのだけれど、10年前に70年代のディスコ・クィーンで知られるエイミー・スチュワートに土地の3分の2を売り譲っている。
エイミー・スチュワートさんは今ではすっかりポルトチェルボの常連さんで、特に彼女はゴルフ好きでよく知られていて、よくPeveroゴルフクラブのクラブハウスのバールによく出没しているとても気さくな女性でもある。
因みに彼女、イタリア語も流暢に話します。

ジョルジャの父親はあの有名なイタリアの航空機会社Agustaを仕切っていた人で、ジョルジャの家族は常に世界中を旅していた真のジェット・セットといってもいいすばらしい家族であったが、彼女の父親はある時突然サルデーニャの文化の暗い側面でもあるバンディティズモの犠牲となって2度と帰らぬ人となってしまったのである。
ジョルジャの家族は今でも時折サルデーニャに訪れていてCala di Volpeの別荘でひっそりと過ごしている。

エメラルド海岸は今でもたくさんの富豪や著名人が過ぎ去っているが本当に良きにしろ悪きにしろ常に話題には事欠かない場所である事は確かなのである。
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そういえば余談ですけれど義母に聞いた話ですが、昔Flavio BriatoreBillionaireのお店を オープンする前にFlavio Briatoreの友達でもあるDaniela Santanchè女史がお店のPRの仕事のために1ヶ月間、夫家族の別荘を借りていたという話を聞いて私は思わず仰け反ってしまいました。
確かに私たちの住む別荘からFlavio Briatoreの運営するBillionaireは車で5分と至近距離にあるので便利と言えば便利なのですが、本当にいつも思うのですがポルトチェルボの町はSMALL WORLDなのですよ。


11月の後半頃よりインフルエンザに罹り、かなり体調を崩しておりましてブログも更新できずにおりましたが、それでも訪問してくださった皆様にはほんとうにうれしく思っております。

そしていつも訪問ありがとう。

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by portocervo1962 | 2010-12-04 07:01 | Costa Smeralda


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