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2010年 04月 13日

ビールの王様が愛した岬

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Liscia rujaビーチ

すっかり陽気もよくなってポルトチェルボも春らしい装いの人であふれ返るようになりました。
ふと、海を見渡すと大型のヨット、クルーザーも視界に入るようになり、すれ違う車の台数も急激に増えたように思います。
毎年4月25日のイタリア解放記念日から5月1日のメーデーの飛び石連休あたりからエメラルド海岸の全ての宿泊施設、商業施設が一斉に稼働し始めます。

さて、先週の土曜日もいつものように近くのビーチまで散歩に出かけました。
カーラ・ディ・ヴォルペのビーチへ向かう同じ道の1km程先にLiscia ruja(リッシャ・ルイヤ)というビーチがあります。海岸の形がちょうど半月状になっていて、またエメラルド海岸の地域で一番長い海岸ということから地元の人たちからはLong Beach(ロング・ビーチ)と呼ばれています。
場所柄的にもカーラ・ディ・ヴォルペホテルのプライベートビーチとも隣接しており特に7月、8月は超VIPな方たちやパパラッチの方たちであふれ返っています。
そして毎年8月15日の聖母被昇天の祝日フェラゴーストの日にはこのリッシャ・ルイヤのビーチでビーチパーティが催されます。
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私はまだ一度もこのビーチパーティは見た事がないのですが、たぶん訪れる事はないかなあ(笑)。

先週の土曜日に訪れたときはこのように人もまだまばらで、もちろん海の家もデッキチェアー(有料)もまだ立ち並んでいませんでした。
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リッシャ・ルイヤのビーチも先日少し触れたカプリチョーリビーチのようにさらさらの白砂の海岸だけれど歩いて10mぐらいですぐ深くなってしまうので泳ぐのが得意な方はより楽しめるかと思います。
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そしてリッシャ・ルイヤビーチを後にしていちばん上の写真からも見えるようにつんと突き出た岬に向けて小道をずんずんと歩いていきます。
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つんと突き出たPunta ligata(プンタ リガータ)という岬の先には小じんまりとした美しい入江があります。そこには7月8月でもあまり人がいません。
このPunta ligataという岬は形が少し亀に似ているんですね。ラテン語で亀のことを"loricata"と言うんですが、それから派生してligataと呼ばれるようになったと言います。
でも地元の人はそう呼ばず、あえてPunta Guinnessと呼んでいます。
それはなぜかというとエメラルド海岸協同組合の創始者のメンバーの一人でもある、アイルランド原産の黒ビールのギネスで知られるギネス一族のPatrick Guiness(パトリック・ギネス)のヨットがいつもこのPunta
ligataの岬に停泊していたことから地元の人たちは、いつしかPunta Guinnessと呼ぶようになったそうです。
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左 パトリック・ギネス 右 アガ・ハーン4世
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カーラ・ディ・ヴォルペホテルに佇むパトリック・ギネスの妻 ドロレス
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ギネスファミリィー

アガ・ハーン4世は60年代当初 海辺にビーチパラソルやデッキチェアーを持ち込む事をいっさい禁じていたそうです。
夏になると、私は義母と海に行くのですが、義母はビーチタオルを砂浜に敷いていつも寝転びながらこの話をします。おそらく80年代の終りぐらいまでは守られていたそうです。
エメラルド海岸の黄金の時代と呼ばれた頃には自然への尊厳というものがちゃんと確立されていたようです。

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by portocervo1962 | 2010-04-13 08:18 | Costa Smeralda


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