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2010年 04月 23日

バルバージャ地方 棘のないバラ1 

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イタリア語のことわざに"Non c'è rosa senza spina"棘のないバラはない(人生良い事ばかりではない)という諺がありますが、棘のないバラとして日本でも芍薬の花は今ではいろいろと品種改良されて楽しまれていると思います。またサルデーニャでも山のシンボルのバラpeonia(ペオニア)として親しまれています。
サルデーニャ島においては毎年4月中旬から5月中旬までのおよそ20~30日間 シャクヤクの花の開花を鑑賞することができます。
といっても標高600~1500mの高さの山の斜面に生長するシャクヤクは主にサルデーニャ島の内陸部バルバージャ地方を中心にして広がるジェンナルジェントゥ山岳地帯やサルデーニャの南西部monte Linas(リナス山)、または北のガルーラ地方のmonte Limbara(リンバラ山)の山の斜面の付近で見かける事が出来ます。
ですから毎年4月中旬から5月中旬にかけて、これらの地方では登山、ハイキング、トレッキング等のレクレーションも兼ねてそれぞれの町の特産物を紹介しながらFesta di Peonia(シャクヤク祭り)が催されます。
シャクヤクと言えばギリシャ神話以来、有名な薬草で特にシャクヤクの乾燥した根は漢方薬として用いられていることで知られていますが、ここサルデーニャでも昔から子供の癲癇に関して最高の治療法として紹介されており、また根と花弁の部分は喘息、通風の治療にも使用されたりしているそうです。

さて、先週の土曜日、遅い朝食を取りネットで不意に情報を得てから午前11時半ぐらいに家を出発し、およそ片道4時間半ぐらいかけてヌーオロ県にある小さい町Seulo(セウーロ)市のシャクヤク祭りに行ってきました。
私たちの住む北東からサルデーニャの南の地域に向かうとなると本当にいつも片道3時間、4時間は当たり前にかかってしまうので、早朝に出て効率よくあらかじめ行程等を決めておくと十分に廻るれると思うのですが、なにしろいつも私たちは行き当たりばったりで、おまけにのんびりとしているのでいつもこんな感じです。
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Seulo(セウーロ)市に着く前に途中Gairo(ガイロ)という町に立ち寄りました。この町は1951年の10月の大洪水によりガイロ市の中心にあった住宅地がすさまじい山崩れにより崩壊され58年経た現在ではすっかりと町が廃墟と化していました。
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自然の力は本当に無惨ですね。
被害を被ったGairo vecchio(ガイロ・ヴェッキオ)の住民たちは新たに建設されたGairo S.Elena(ガイロ・サント・エレナ)地区やGairo Taquisara(ガイロ・タクイサラ)地区に移り今でも暮らしを営んでいるそうです。
この大洪水のことはサルデーニャの北東地域の人にはあまり知られていないようですし、また58年も経ってしまった今日人々の中ではガイロの地域の人を除いてはすでに忘れられてしまった事柄になってしまっているかもしれませんが、こうして当てもなくサルデーニャを廻っていてると思わぬことに出くわしながらもサルデーニャについてもっと知りたいという気持ちに駆られます。
今回の探訪で私も初めてこのガイロ市の大洪水のことを知りました。

そしてガイロ・ヴェッキオを後にしてガイロ・タクイサラを抜けてセウーロ市に私たちは向かいます。

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by portocervo1962 | 2010-04-23 21:30 | L'Ogliastra