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2011年 02月 03日

ヨーロッパのソーシャライトが恋したビーチ

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雨続きの天気の合間、束の間の晴間が訪れた1月最後の日曜日の午後に、ふと思い立ってポルトチェルボから海岸線沿いに南へ25km離れたPorto Rotondoポルトロトンドに久しぶりに散策に出向いた。
以前の記事にも書いたけどポルトロトンドはエメラルド海岸の設立より2年遅れの1964年にヴェネツィアの貴族Donà Dalle Rose 家の末裔LuigiとNicolò兄弟と数名の実業家たちによって設立されたエメラルド海岸と並んでサルデーニャの北東地域の重要な観光事業のメッカである。
よくポルトロトンドがエメラルド海岸域だと混同されることがあるけれど厳密に言えばポルトロトンドはエメラルド海岸域ではない。
ポルトロトンドはCugnana湾とMarinella湾の間の500haもの領地にイタリアの著名人をはじめイタリアの中上流階級の別荘が林立し、800隻の大型ヨットを棲み分け出来るマリーナにヨットクラブ、そしてハイセンスなブティックやさまざまなロカーレ(娯楽場)は夏のハイシーズンにはたくさんの若者で溢れ返り賑わっている。
春先になるまではポルトチェルボと同様にまたポルトロトンドのヴィラージュも人影はまばらで、街路樹の白樺の白い木肌と木肌の間から垣間見える青空からもまだ春の来訪が幾分遠い事を感じさせているように思えた。
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ポルトロトンドのメイン通りには1993年にポルトロトンドヨットクラブによって制作された創始者LuigiとNicolò兄弟の母親
Clelia Meloni Donà Dalle Rose に捧げられた通りがある。
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ポルトロトンドの中心にはヴェネティア出身の創始者たちの計らいでヴェネツィアにあるサン・マルコ広場と同名のサン・マルコと名付けられた小広場がマリーナへと導いてくれ、はるか向こうには私たちの住む側の(Monte Moro)Moro山が見えてくる。
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そしてマリーナからブティック街に通り抜ける通りVia del Molo(Molo通り)にはイタリアの建築家Gianni Gamondiとフランスの彫刻家Emmanuel Chapalainとの共同プロジェクトによるガルーラ地方原産の花崗岩をベースにさまざまな彩の石を使用し魚をモチーフにしたモザイクの通路は特に有名である。
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そして今回ポルトロトンドに訪れた一番の目的にはポルトロトンドでメインのビーチとして皆から親しまれているIraビーチに久しぶりに立ち寄ってみたかったから。
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上の写真のようにハイシーズンのIraビーチは人で溢れ返り、所狭しとパラソルやデッキチェアーが立ち並び、そしてビーチの背後には巨大なレジデンスがまるで砦のようにビーチを取り囲んでいる。しかし60年代から80年代にかけてはまだレジデンスの存在はなくビーチ本来の自然の美しさを保ちながらIraビーチ自慢の微粒子状のさらさらの上質の白砂と水深が浅くまるでプールのようなターコイズブルーの海はエメラルド海岸のビーチと同じように世界のジェット・セットから現在までも多くの人に愛されてきている。
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またハイシーズンになるとオルビアからポルトロトンドを結ぶ短距離定期往復便"mare mare"も毎日無料で出ている。

そして4年前から展開しているJaguar on the Beach を少しここで触れておきたい。Jaguar on the Beach とは
Jaguarがスポンサーとなって展開しているビーチクラブで、運営は私たちの友達アンドレア、マウリツィオ、ルイージが取り仕切っていて、今ではポルトロトンドのエクスクルーシィブなスポットとしてたいへん話題を集めている。
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Jaguar on the Beach に着くのには無料のシャトルバスや自家用車を利用してもいいが、何よりもJaguarが無料で提供しているJaguarの送迎車を利用してみてもいいと思う。宿泊しているホテル、レジデンス等どこから電話してもJaguarの車で迎えに来てくれてJaguar on the Beach のクラブハウスから去る前に何時に迎えに来て欲しいと連絡すればいつでも無料で来てくれるツーリストにはうれしいサービス。ちなみにドライバーはイタリア語、英語を話します。
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Jaguar on the Beach には様々な施設が用意されており家族でも一日中楽しめ、また夕方からアペリティーボ(食前酒)を楽しんだりするだけでも目前がIraビーチというすばらしいロケーションでバカンスの良き思い出になることは間違いないと思う。
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そして飾り天蓋付きの大きいベッドを利用するとMarina Yachtingのビーチバッグとビーチタオルがプレゼントされる。
Marina YachtingもスポンサーとしてJaguar on the Beach のスタッフのユニフォームや装飾品などに主に協賛している。

もともとIraビーチの本来の名前はサルデーニャ語でSa Rena Mannaビーチと呼ばれていたが、ヨーロッパのソーシャライト、女優、ジュエリーデザイナー、ヴァレンティノ・カラヴァーニの元広報マネージャとしても知られるIra Fürstenberg(1940-)の別荘がIraビーチの付近にあり、彼女がこのIraビーチがたいへんお気に入りでよくこのビーチに通っていた事からいつしか
Iraビーチと呼ばれるようになったのである。

因みにIra Fürstenbergの両親はドイツの南部の黒い森で知られるフュルステンベルグ公爵家の
末裔Tassilo Fürstenberg(1903-1987)とイタリアはフィアット車アニェッリファミリーのEdoardo Agnelli(1892-1935)の長女Clara Agnelliとの間に生まれた娘で、またIra Fürstenbergのすぐ下の弟Egon Von Fürstenberg(1946-2004)の最初の妻は今では有名なデザイナーであるDiane Von Fürstenberg(1945-)であるため、Ira Fürstenberg
Diane Von Fürstenbergは義姉妹の関係となる。
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Ira Fürstenberg

義母や義父から当時の昔の話を聞きながらさまざまな場所の背後にあるストーリーやマル秘話などを知る事が私は大好きである。それはそのことでよりその場所に対する親近感と愛着が湧いてくるからでもある。
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私はIraビーチの夕暮れ時が特に好きである。遠く向こうに小さく見えるのはLE CAMERE島SOFFI島 MORTORIO島である。
もしエメラルド海岸に滞在する予定があるのなら滞在の一日をヨーロッパのソーシャライトの愛したビーチ、Iraビーチで過ごすのも私は悪くはないと思う。



いつも訪問ありがとう。

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by portocervo1962 | 2011-02-03 06:38 | Gallura


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