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2010年 12月 20日

Superyachtsの世界3

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Eclipse 533ft(162.5m)

今や328フィート(100m)以上のヨット=メガヨットの規模は年々大掛かりになって来ていてヨットの大きさやヨット自体に掛かった建造費にしても、もはや常軌を逸したところまで来ていると言われており富豪たちのマネーゲームは留まることを知らないかのようだ。
先回にも少し触れたと思うけれどRoman Abramovichの所有する2009年に建造されたメガヨットEclipseはヨットの全長の長さも533フィート(162.5m)と2010年の世界で一番大きいヨットとして称されているが、また建造に掛かった総額にしても日本円にして498億円と価格も桁外れ。

大規模なメガヨットを建造するヨットビルダーのリストには、OceancoFeadshipBlohm+VossBenettiLürssenらの名が連なるが2000年から2005年にかけてはLürssen造船所が若干優勢であったがこの3,4年でドイツの北部にある自由ハンザ都市ハンブルク近郊のクーヴェルダー島にある造船所Blohm+Vossが世界の富豪たちから熱い視線を再び浴びている。

Roman AbramovichEclipseもビルダーはBlohm+Vossであるが、今日は同じくBlohm+Voss造船所が2008年に建造した"A"Yachtを少し紹介したい。
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この一風変わった従来のヨットのフォルムからの定義から外れているとも言える外観はヨットの業界からはかなり物議を醸し出したメガヨットで、一部のヨットデザイナーからはあまりにも突出していて未来的で挑戦的すぎるなど賛否両論の的のヨットなのである。
全長394フィート(118m)と大きさではEclipseには敵わないが、この特異なスタイルから毎年ポルトチェルボでは
"A" Yachtをカメラに収めようとして立ち止る人々が跡を絶たない。
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"A"Yachtの外装・内装デザインはロンドンのデザイナーMartin Francisとフランスの有名なPhilippe Starckの共同プロジェクトである。c0223843_3122498.jpg
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MartinFrancisPhilippe Starck

そしてA"Yachtのオーナーは現在38歳のロシア人富豪のAndrey Melnichenko(アンドレイ・メルニチェンコ)。
ロシア最大の銀行MDM銀行を設立し、肥料を生産するロシア化学工業Euro Chem、ロシア最大の石炭エネルギー企業
Siberian Coal and Energy Companyを保持するミリオネアである。
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Andrey Melnichenkoの想定資産は約44億ドルと言われている。
A"Yachtの総額建造費は日本円にして270億円。
A"Yachtには3つのプール、ヘリポート、ゲスト用キャビン6、オーナー用キャビン1が用意されており、ヨット内には44台の防犯カメラが設置されている。
そして40人のクルー、機械技師、セキュリティスタッフ、家政婦、デッキ手、厨房クルー、シェフたちが常備スタンバイしている。またクルーのなかにはサーフィン、ジェットスキー、水上スキー、サイクリングのための専門家までが用意されている。
さらにはクルーにはフィリップ・スタルクがデザインした日中と夜用の制服の着用が義務付けされている。
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60万ドル掛けたシルバーミラーの扉は指紋セキュリティシステムが搭載されている。
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いかがですか。
富豪たちが所有するメガヨットにはその他たとえばミニSPA、フィットネスジム、ミニシアター、ディスコ等ありとあらゆる物が完備されています。

私の友達のクリスティーナは25年以上富豪達の別荘やヨットに出入りしてエステシャンとして働いていますが、彼女曰く、こういうクラスのクライアントは全ての人ではないけれど、わがままで気まぐれなので約束や時間は守らないし、人に対する尊厳というものが欠如しているとよく言います。
確かにそうなんですが、ポルトチェルボのような富豪達の夏の保養地は富豪たちのもたらす経済効果によって大きく左右されるところが大きく、我われの様にポルトチェルボで働いている人は彼らのような富豪が運んでくるお金で生活しているようなところがあるわけですから、より彼らとのコンタクトが必要になって来るわけで、よりフレキシブルな対応と忍耐が必要とされ、またそれを問われるわけです。
また彼らのような富豪たちは公共の場にも出向きますが、お金の落とし方も半端ではありません。
いずれにせよポルトチェルボの人々はマリーナに係留しているヨットで今誰が訪れているのかを確認している人が多いのです。



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by portocervo1962 | 2010-12-20 05:49 | Costa Smeralda


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