2010年 06月 12日
この教会は新石器時代より小さい集落地域であったSorres(ソッレス)地区に11世紀の終りから建造が始まり、その後1170年~1190年の間に完成されます。 しかし14世紀にはSorres地区の衰退が始まり、スペインはアラゴン王国の支配の下Sorresの集落は破壊し尽されてしまいます。 1505年のSorresの司教区の消失までは大聖堂として君臨していましたが、司教区の廃止と共にサッサリ県の大司教館(現在のサッサリ県のドゥオーモ、サン・ニコラ大聖堂)に吸収されてしまいます。 後の1953年~54年にはベネディクト大修道院が隣接され、現在は大修道院教会として機能しています。 建物全体には黒色の玄武岩と白色の石灰岩の四角形の切石を黒白の縞模様で彩られています。 1段目から3段目に渡る菱形とローズカットの幾何学的模様の象眼細工がシンメトリーに配されている姿がとても美しいです。 石灰岩の白と玄武岩の黒の交互の帯の列が織成すアーチの遠近法がとても際立っています。 3つの円窓と3つの片開きの窓の3という数字にはTrinità(父と子と聖霊という三位一体)を表す重要な意味が含まれています。 実は1895年の修復作業で装飾の色調トーンが独断的で勝手な創作と修復によってオリジナルの外観が修正されてしまっているのがとても残念です。 尚、Sorresのサン・ピエトロ教会は1894年より国の重要文化財に指定されています。
by portocervo1962
| 2010-06-12 04:40
| Meilogu
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
Introduzione A proposito di me Sardegna Costa Smeralda Gallura Monteacuto Baronie Meilogu Marghine Barbagia di Nuoro Barbagia di Ollolai Barbagia di Seulo Barbagia di Belvì Barbagia L'Ogliastra Nurra Planargia Montiferru Nuraghe Personaggi Sardi 以前の記事
お気に入りブログ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
画像一覧
|
ファン申請 |
||