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2010年 04月 19日

ポルトチェルボ 大富豪の変遷とチップ

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1960年代初頭エメラルド海岸協同組合の創始者であるアガ・ハーン4世を筆頭にした財政家グループのメンバーGianni Agnelli(ジャンニ・アニェッリ イタリア車フィアット)、Patrick Guiness(パトリック・ギネス アイルランドの黒ビールギネス)、Giuseppe kerry Mentasti(ジュゼッペ・ケリー・メンタスティー イタリアのミネラルウオーター 前サンペレグリーノのオーナー)らは次々と自分たちの友人・知人たちをポルトチェルボに招くようになります。
そしてその彼らの後に続いたのがギリシャの実業家で海運王と呼ばれたAristotle Socrates Onassis(アリストテレス・ソクラテス・オナシス 1906-1975)やStavros Spyros Niarcos(スタブロス・スビロス・ニアルコス 1909-1996)らです。
オナシスは皆さんもご存知のように彼が最初の妻と離婚した後、イタリアのオペラ歌手マリア・カラスと9年間付き合いますが、結局は暗殺されたアメリカ大統領のジョン・F・ケネディの未亡人ジャクリーン・ケネディと1968年に結婚することになります。
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オナシスのメガヨット"Christina"
このクリスティーナという名前はオナシスの最初の妻Athina Mary Livanos(アシーナ・リバノス)との間に授かった娘の名前から付けられました。
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    マリア・カラスとアリストテレス・ソクラテス・オナシス

ニアルコスは同じくギリシャの海運王のジョージ・S・リバノスの姉Eunenia(ユージニア)と結婚しますが1965年に離婚し1971年にはユージニアの妹でありオナシスの元妻であったアシーナ・リバノスと結婚しています。
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ニアルコスのメガヨット"AtlantisⅡ"

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 ニアルコスと最初の妻ユージニア                      アシーナ・リバノス

1980年代になると、ギリシャの富豪の後にはサウジアラビアの元石油相のAhmad Zaki Yamani(アハマド・ザキ・ヤマニ 1930-)やサウジアラビアの武器商人Adnan M Khashoggi(アドナン・カショーギ 1935-)等アラブの富豪たちが続々と訪れるようになります。
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ヤマニのメガヨット"LADY SARYA"
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カショーギのメガヨット"Nabila" このNabilaは1983年に上映されたショーン・コネリー主演の007シリーズ「ネバーセイ・ネバーアゲイン」の映画で使用されて話題になりました。
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アハマド・ザキ・ヤマニ                      アドナン・カショーギ

そして2003年になるとロシア連邦首相ウラジーミル・プーティンを初めロシアの大富豪の時代が来ます。プーティン首相ととても親交のあるRoustam tariko(ルスタム・タリコ 1961-)ロシアにおける高級ウオッカ市場の三分の二の売り上げを占め「ルースキー・スタンダード」を製造・販売し、またロシア最大の民間銀行「ロシア・スタンダード銀行」も所有しています。
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ルスタム・タリコのメガヨット"Anna Eva"

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ロシアのアルミニウムの大富豪Oleg Deripaska(オレグ・デリパスカ 1968-)のメガヨット"Queen K"
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ルスタム・タリコ                    オレグ・デリパスカ

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ロンドン在住 ロシアの石油王Roman Abramovich(ロマン・アブラモヴィッチ 1966-)のメガヨット"Pelorus"
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ウズベキスタンの鉄鋼王Alisher Uamanov(アリシャー・ウズマノフ 1953-)のメガヨット"Dilbar"

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ロマン・アブラモヴィッチと彼女のダリア・ズーコヴァ
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アリシャー・ウズマノフとアブラモヴィッチ

今現在エメラルド海岸のほとんどのレストランでは必ずと言っていいほどロシア語のメニューが用意されています。また昨年ぐらいからロシア語を習いだす人が本当に多くなりました。それぐらい需要があるということになります。実際夏になるとポルトチェルボの広場はロシア語が飛び交っていますし、ブティック等で高額品を簡単に購入するのもロシア人のお客様だと各店主たちは口を揃えて言います。
エメラルド海岸のたくさんの有名不動産物件もロシア人のグループがまとめて購入したりと話が尽きません。
そしてポルトチェルボの人々はロシア人の大富豪の後に来るのはインド人か中国人の大富豪のどちらかだろうなんてよく言っているのを耳にしたりもします。

さてたくさんのメガヨットを紹介しましたが、このとてつもなく大きいヨットをポルトチェルボのマリーナに係留するのには最低でも4人以上のormeggiatore(係留の作業員)が必要になってきます、さらにハイシーズンになるとたくさんの大型、中型ヨットがマリーナに入港しにやって来てormeggiatoreの皆さんは大忙しです。なかなか重労働でたいへんな仕事だと思うのですがすごく人気の職種なんです。それはなぜかというとヨットのオーナーからのチップが格段に良いのです。
一度の係留で一人1000ユーロから3000ユーロぐらいのチップが奮発されます。また富豪によっては滞在の最終日にまとめて一人あたり10,000ユーロのチップを奮発される富豪の方もいらっしゃいます。
実際に私たちの友達が実際に頂いていましたから、これは本当の話です。もちろん彼らは固定の給料は別に支給されています。
でもポルトチェルボで働く人たちは7月、8月、9月の3ヶ月間だけというシーズン限定の仕事がほとんどで冬は仕事がありませんから、夏に一気に稼いでしまいましょうという感じでしょうか。
また大富豪がらみの話、まだまだたくさんあるので折を見てお話したいと思います。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
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by portocervo1962 | 2010-04-19 10:42 | Costa Smeralda


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